江戸のキッチン

こんにちは。

先週の豪雨で、断水が続いているエリアもありますが、
蛇口からいつでも水が出る現代の日本の暮らし。
改めて、ありがたいと実感します。

先日、清澄白河の「深川江戸資料館」へ立ち寄ってみました。
館内には、江戸の町が再現され、まるで映画村?
大工の家や商店が軒を連ねていました。

Edo01

民家の中に入ると・・・
江戸のキッチン! あれ?蛇口はどこ?
当時は井戸水を汲んで、甕に入れて使っていたのですね。
しかも、深川周辺の井戸水は塩分を含んでいて、苦労があったそうです。

シンクはなんと木製!!
その後、石やタイルのシンクも登場し、ピカピカのステンレスシンクが登場したのは昭和30年頃。

Edo02

煮炊きは竃に薪で火をおこして、立ったりしゃがんだり、足腰が鍛えられそうな重労働だったでしょうね。
立ったまま調理できるようになったのは、大正時代だそうです。

Edo03

現在のキッチンは、リビングと一体で家族が集まる場所だったりしますが
江戸のキッチンは「調理場」「作業場」という雰囲気です。

さらに土間のキッチンは、外から水を汲んできたり、薪木を置いたり、泥付きの野菜が転がっていたり?
外とフラットに繋がった空間だったのですね。

子供から「どこで寝るの?」という質問に、一瞬固まりましたが・・・
居間で、ちゃぶ台を除けて布団を敷いていたのですね。リビング兼ベッドルーム!?

初めてじっくり目にした「江戸の暮らし」。新鮮で勉強になりました。

Edo04

こちらの資料館では、
朝夕の光の変化や、鶏や猫の鳴き声など、情緒ある演出と共に、江戸の暮らしが再現されていました。
八百屋には、旬の野菜が並び、夏は蝉の声も響いていました。
週末のミニトリップにおすすめです。

深川江戸資料館
開館時間/午前9:30~午後5:00(入館は4:30まで)
休 館 日/第2・4月曜日(ただし祝日は開館、翌日休館)

(Fu)

::9/29オーダーキッチン相談会お申込み受付中→
::各種イベント情報up中!→
::インテリアブック【HOME KITCHENS】 特設サイトはこちら→

 

SHARE