みなさまこんにちは。
今朝は、こんなに雪が降るの?!と驚いてしまいましたが
もう止んでお天気も回復傾向のようですね。
みなさま、どうぞ寒暖差で体調崩されませんように・・・
さて、先週からスタートをした現場のキッチンも
2棟あるうちの1棟は、一度きりが良いので作業を止めました。
そのうちの内装屋さんなどの工事が入ってきますので
続きは月末あたりになります。
今回、このキッチンで初めてのことが2つありました。
①突板のオリーブという樹種
突板といえば、メジャーなのはオークやタモ。調色をして色を自由に出来ることや
材料の安定も安心なところもあります。お値段も比較的安定。
今回のオリーブは、突板屋さんがヨーロッパで仕入れてきたのが15年前くらいで
ずっと倉庫で出番を待っていたもの。珍しい褐色の色合いは、その年月もあってか
存在感が凄いです。
ただし、在庫限りということで、建築全体で分け合っていくのも
なかなか大変でした。本当に足りるのかどうか皆が心配していましたが
こういうときは「運」も関係しますね。 無事に分配出来ました。
クリア塗装をしただけで放つ 自然の色合いの美しさ。
②カウンターのアールデザイン
昔、人工大理石で波型ディテールのキッチンを施工しました。
あれから随分と時が経って、
人工大理石から、クオーツやセラミックなど硬質な材料でカウンターを作ることも
多くなってきました。
それぞれに加工出来ることが違っており 特殊な形にするのは
今でも人工大理石が有効です。熱で曲げることが出来る樹脂ですので。
今回の難題は、クオールかセラミックで大きなアールのカウンターに仕上げること。
誰でも出来るのは単板(そのままの材料)をアールにカットすれば出来ますが
カウンターの厚みも取りたいとなると、出来ないという答えが返ってきました。
通常の作り方だと 出来ません。
どうすれば良いかを、ほかのデザインに変える案も検討しながら
試作を作ってみたりしていましたが、
ひとつチャレンジできそうな加工を思いつきまして
工場もやってみると言ってくれての挑戦でした。
さて、そんな経緯は誰もしらずだと思いますが
自分の中では、成功したなと思えたものが納品されました。
工場のみなさんのお陰です!
さてさて、まだ工事は続きますが緊張感を忘れずに頑張ってきましょう!
(Su)
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