おはようございます、ishiiです。
来月竣工のマンションリフォーム。
いよいよ仕上げ工事が始まっています。
今回、採用されたビニルクロスは、まるで塗装のように平坦なもの。
サンプルを見てもとても美しいのですが、
通常、リフォームでは採用しないものです。
なぜか、というと、
リフォームの場合、以前使用していたクロスを剥がして貼りなおすのですが、
古いクロスを剥がす際、裏紙が残ったり、残らなかったりと、
きれいに剥がすことが出来ないので、あまりに薄かったり、
平坦なクロスだと、下地の影響をもろに受けてしまうのです。
それゆえ、リフォーム用として、メーカーが用意しているものは厚みがあったり
凸凹したものばかり。
見た目も「ザ・ビニルクロス」なのです。
さすがにそれは今一つだなぁ~と
私たちはいつも、デザイン性も考えつつ、
きれいに貼れなければ意味がないと、
「この薄さまではいけるかな?」
と、ギリギリの線を攻めています。
が、しかし。
今回は、思いっきり薄くてフラット、下地をもっとも拾ってしまうクロスが採用。
カタログにも
「商品厚が薄くフラットなため、下地処理をより丁寧に、糊だまりやパテ色にもご注意願います。
ただし、下地の状況によっては下地の凹凸を完全に抑えることは困難です。あらかじめご了承ください。」
と思いっきり書いてあります。
つまり、きれいに貼れないかもしれないけど、文句言わないでね。
と、メーカーが始めっから言ってしまっている商品💦
今回、壁も新しくする箇所が多いリフォームなのですが、
壁って、石膏ボードを継ぎ合わせて作るもの。その継ぎ目ごとに処理が必要です。
お客様には、そういった商品であることを十分お伝えした上での採用となりましたが、
それでも何とかきれいに仕上げてあげたい。
職人さんにも、よくよくお願いをしておいたのですが…
先週水曜日から入ったクロス工事、なんと1週間、下地処理が続いています!
新しく作った壁も下地入れたりした継ぎ目がたくさん、
こりゃ大変だっただろうなぁ
これだけ手間をかけても、きれいに貼れるかどうかは
やってみなくては分かりませんが、やれるだけのことはやりました。
明日からいよいよクロス貼り。
どうかきれいに貼れますように!
(IS)
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